銀杏祭2022

作品

部長挨拶

 本日は大阪公立大学写真部杉本の銀杏祭展にご来場いただきまことにありがとうございます。

 3月の学外展にはじまり、春にはたくさんの新入部員たちをむかえ98人になったこの写真部のメンバーでの展覧会も本展で最後となってしまいました。部長として、そしてこの写真部の一部員として改めて時の流れの早さに驚かされる次第であります。

 昨年に続いて、対面での開催が叶い本当にうれしく思います。昨今ではSNSなどでたくさんの芸術に触れることが可能であり、こと写真においても同じであります。若い人だけでなく、広く“写真”というものを直に見ることは少なくなったのではないでしょうか。そんな時流がある中で足を運んでいただけた皆さまには是非、本展を通じて“写真活動の自由さ”、“写真を見ることの楽しさ”、そして“カメラが、写真が本当に素晴らしいものであること”を感じていただければと思います。

 前述の通り、新型コロナウイルスの影響で長らく対面での展示が叶わず自分も含め多くの部員たちが歯がゆい思いを募らせておりました。色々なものに自分を縛られ、不自由を強いられたこの何年かの間で私たちは本当に大切なものが何なのかついてゆっくりと立ち止まって考える時間を与えられたように感じます。

 世界は常に変化している――。“次も同じ”なんて保証はもうどこにもない。その中でも永遠に記憶に焼き付けたいものに我々はファインダーを向けました。

 部員たちの個性豊かで自由な発想に溢れた作品たちをどうぞお時間の許す限りご高覧いただければと思います。

 カメラで一瞬を、永遠に・・・

作品

『陰翳礼讃』
3年 T.I
薄暗く木々の隙間から入る光に存在感を強く感じずにはいられない。
『キャンバス』
3年 Y.K
『秋の装い』
3年 K.T
『夕焼け』
3年 T.H
『あの日描いた夢』
3年 S.H
『浜辺』
3年 Y.Y
3枚で1作品となります。
『庭』
2年 M.U
楽しかった!
『鍛錬の前の静寂』
2年 T.K
福井県の永平寺にて撮影しました。
『ユートピア』
2年 R.T
『貨物列車が発つ』
2年 R.I
日の暮れた貨物ヤードから、のそり、のそりと貨物列車は走り始める。
『哀鳴』
2年 T.I
求愛する雄鹿の声にはどこか物悲しさが漂う。立派に生えた角もこの数時間後に切られてしまった。

撮影地:奈良公園 飛火野
『冒険』
2年 M.U
倉敷で撮影しました。
『秋の訪れ』
2年 M.U
まるで秋を引き連れてきたかのような。
『あの日々に囚われて』
2年 K.K
『ここから』
2年 S.T
『本日の主役』
2年 N.U
『閃光』
2年 A.T
『V.F.D』
2年 T.S
Vacuum Fluorescent Display
Nikon Z_6 MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8
『曙光』
2年 T.S
日常の中に、先を示す光を見つけた
『火華』
1年 M.O
『艶』
1年 S.M
『Departure』
1年 Y.T
駅を発つ。それは新たな物語の始まり。
『迷子』 
1年 Y.O
『夜の華』 
1年 Y.I 
『朝日を浴びて』
1年 T.K
『下り坂の帰り道』 
1年 Y.K
『また明日』
1年 S.S
『陽気』 
1年 A.Y
『Reflect world』
1年 H.T
『かぐや姫』
1年 A.N
『窓』
1年 T.K
『ひかり』
1年 H.J
『夏風惜しむ』
1年 K.H
夏を思い出す、水無瀬神宮の風鈴。

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